星の宵 ~盆迎え~

星の宵 ~盆迎え~ とは

秋のうすき竹宵を見られない方(市街在住で帰省する方など)に11月に開催する「うすき竹宵」の雰囲気を味わっていただき、また伝統行事である「お盆」を再認識し、お盆の意味合いを考える機会にしようという趣旨で開催しています。
当日は臼杵市内中心部にある久家の大倉周辺に竹ぼんぼりを並べオブジェを飾り、琴の演奏会などを行います。
周辺を散策しながら、月遅れの七夕の星を町中から見上げていただきたいと思います。

 

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お盆とは?

仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)の略語であるといわれています。一般的にお盆は種々の食材を祖先の霊に備えて、祖先の冥福を祈り、墓参りなどを行い僧侶が仏壇の前でお経を読むという事などが行われる日本の伝統行事です。
祖先の霊を家に迎えお供え物を備えて慰める風習は室町時代以後からといわれています。

 

お盆にはそれぞれの家でそれぞれのしきたりがあります。
臼杵ではお盆に凧揚げ(たこあげ)を行なう風習があることをご存知ですか?
お年寄りに聞いたところでは次のような話です。

 

江戸時代は幕府の決まりでうすきの殿様は臼杵と江戸で交互に暮らしていました。
殿様が江戸で暮らしていたお正月の事です。子供達が楽しそうに凧揚げをしているのを見て、大変興味を持ち、自分でもやってみたいと思い、そのやり方を習いました。凧が風にのって高く揚がってゆく時の手に伝わる感触に殿様は夢中になりました。

 

しばらくして、殿様は江戸での務めを終え、うすきに帰りました。ちょうどお盆の直前の暑い夏の日でした。すぐに殿様は江戸から持ち帰った凧をお城の中で揚げてみると、海からの風にのって城内の背の高い銀杏の樹よりも高く揚げることができました。
そこで殿様は、「江戸ではお正月に凧を揚げるが、臼杵ではお盆に凧を揚げることにしよう」と家来達に言いました。
それ以来、臼杵ではお盆に凧揚げをする風習が始まったといわれています。

 

一般的に夏の昼間は陸の温度が上がり、海風が吹きます。海に面した臼杵の町ではその風を利用して、お盆に凧揚げをしていました。また、凧をつくる時はバランスを考えなければならないし、揚げる時は風の向きや強さを見ながらやらないとうまく揚がりません。そこには創意と工必要です。

 

殿様は子供達に楽しい遊びの中でいろいろな事を学んでもらおうと凧揚げを勧めたのではないかとも想像できます。